2025年 9月 28日(日)発
1泊2日

東京藝術大学教員と行く!おとなの古美研 第6回 ~時を超える祈りのかたち 仏像美をめぐる南山城・奈良・兵庫~

120 年以上の歴史!東京藝術大学の古美術研究旅行を体感する

120年以上の歴史を誇る東京藝術大学の古美術研究旅行。第6回となる「おとなの古美研」では、南山城から奈良、そして兵庫へと足をのばします。時代を超えて人々の信仰を集めてきた仏像の名作を、東京藝術大学ほかの講師陣が丁寧に解説します。

旅のはじまりは、京都府・南山城の禅定寺。本尊の十一面観音像をはじめとする10-11世紀の木彫像について、ゲスト講師の奈良教育大学・山岸公基教授より現地講座をしていただきます。昼食後には奈良に入り、十輪院を訪れます。ここでは、わが国では非常にめずらしい石仏龕(鎌倉時代)を見学。続く西大寺では、本堂の釈迦如来像(鎌倉時代)のほか、四王堂の十一面観音像(平安時代後期、円信作)と四天王像(室町時代、邪鬼は奈良時代)を見学します。

2日目は兵庫の名刹を巡ります。まず向かうのは、聖徳太子建立と伝える古刹、鶴林寺。宝物館で清々しいお顔の聖観音像(飛鳥時代後期)を見学するほか、境内の太子堂を訪れて、平安時代後期の来迎壁板絵などを見学します。一乗寺では、宝物館で飛鳥時代後期の金銅仏や古代中世の僧形像などを見学します。最後に訪れる浄土寺では、東京藝術大学学部生の現地解説とともに、鎌倉時代初期に造営された浄土堂と阿弥陀三尊像を見学します。浄土堂の広やかな空間の中で、エキゾチックなお姿の快慶作の巨像と対面します。東大寺復興造営を担った俊乗房重源により、阿弥陀来迎のようすを体感できる空間として構想・設計された浄土堂と阿弥陀三尊像の見学は、旅の締めくくりにふさわしいひとときとなるでしょう。

お一人様

83,000円

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講師

0928_古美研_松田誠一郎
松田 誠一郎 氏
東京藝術大学美術学部附属 古美術研究施設長
1960年、東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1984年から東京藝術大学美術学部非常勤講師、89年第1回国華賞、90年東京藝術大学より学術博士の学位取得。91年ー99年京都市立芸術大学美術学部専任講師、99年より東京藝術大学美術学部専任講師、准教授を経て、2012年より教授。2009年より東京藝術大学美術学部附属古美術研究施設長。著書は、『東大寺と平城京 日本美術全集第4巻 奈良の建築・彫刻』共著(講談社)、『カラー版 日本美術史』共著(美術出版社)、『カラー版 日本仏像史』共著(美術出版社)など多数。
※9月28日(日)・29日(月) 講師を担当
0928_古美研_片山真理子_東京藝大
片山 真理子 氏
東京藝術大学 美術学部附属 古美術研究施設助教
1973年京都生まれ。京都精華大学人文学部卒業。京都工芸繊維大学大学院博士後期課程単位取得退学。1999年より高麗美術館の研究員となり、日本のなかの朝鮮の美術工芸史と日本と隣国との文化交流に関心を持ち、江戸時代に来日した朝鮮通信使が遺した墨戯や対馬の以酊庵を経由して京都へ伝来した朝鮮の古美術研究を進めている。2016年より東京藝術大学美術学部附属古美術研究施設で非常勤講師を勤め、2025年より現職。
※9月28日(日)・29日(月) 副講師を担当
0928_古美研_山岸公基
山岸 公基 氏
奈良教育大学教授
1960年、群馬県生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士後期課程中退。1991年名古屋大学助手、1993年より奈良教育大学助教授、准教授を経て、2010年より現職。著書は、『日本美術館』共著(小学館)、『カラー版 東洋美術史』共著(美術出版社)、『仏教新発見02興福寺』共著(朝日新聞社)など。
※9月20日(土) 事前オンライン講座、9月28日(日)現地講座を担当

開催日時

2025年9月 28日(日)
09:00 ~
2025年9月 29日(月)
17:50

集合場所

京都駅
※詳細は、後日お送りする確定旅程表にてご確認ください。

コースルート

【1日目】
9:00 京都駅 出発 === 9:45~11:15 禅定寺(現地講座) === 12:30~13:20 あしびの郷(昼食) --- 13:30~14:30 十輪院 === 15:10~16:30 西大寺 === 18:00~20:00 夕食(櫻正宗記念館 櫻宴) === 20:30 宿泊(グリーンリッチホテル神戸三宮)

【2日目】
8:00 グリーンリッチホテル神戸三宮 出発 === 9:00~11:00 鶴林寺 === 11:10~12:00 おもてなし館(昼食) === 12:35~14:15 一乗寺 === 15:00~16:20 浄土寺(現役藝大生の現地解説) === 17:50 JR新大阪駅 解散

◆アルファラインまたは同等クラス(大型バス)

歩行時間

-

参加費

お一人様 83,000円
料金に含まれるもの:行程内交通費、拝観料、入山料、昼食費(2 回)、夕食費(1回)、宿泊料(1泊朝食付)、講師料、消費税込

定員

定員:25名 /
最少催行人数:18名

コースナンバー

B-250928

お申し込み期限

2025年 9月 1日(月) 正午まで

注意事項

※宿泊は、1名または2名1室でのご利用となります。お連れ様以外の方と相部屋になることはありません。

備考

主催:東京藝術大学 協力:奈良県

古美研とは・・・
「古美術研究旅行」、通称「古美研」は、1896(明治29)年、東京藝術大学の前身である東京美術学校の「古美術見学旅行」が始まりと言われる。戦中戦後の一時期、中断の憂き目を見たが、近代から現代まで連綿と続く東京藝術大学の伝統的かつ名物授業と言える。
現在は各科ごとに行われ、奈良市にある古美術研究施設を拠点とし、奈良・京都を中心に「古美研」の引率教員とともに、「古美研バス」に乗り古美術を拝観・見学してまわる授業は、楽しみにしている学生も多い。


(古美研外観)


事前オンライン講座「禅定寺の仏像」
奈良教育大学教授 山岸 公基 氏
9月20日(土)19:00~20:30(約90分)

禅定寺は東大寺僧平崇により創建された寺院で、本尊十一面観音像は長徳元年(995)に完成したとみられます。平安遷都後200年が経過し、当時の平安京では仏師定朝の師康尚の温和優美な作風が主流でしたが、十一面観音像の相称性を重視し均整のとれた立ち姿、明快な面構成に奈良の伝統を見てとれます。伝日光月光菩薩像や四天王像などを含め、あまり知られていない平安時代中期の仏像の宝庫、禅定寺を本講義ではご紹介します。

注意事項(必ずお読みください)

ツアーにお申し込みいただく前に必ず「旅行業約款(募集型企画旅行契約)」「旅行業約款(別紙特別補償規定)」「旅行条件書」をお読みください。
取引条件書説明書面は、画面上の表示(PDF)をもって交付させていただきます。

◆当社の営業時間外にメール、ファクシミリ等でいただいたお申し出は、翌営業日にお申し出いただいたものとして取り扱います。
・当日の交通事情や天候などにより、行程を変更する場合がございますのでご了承ください。
・行程は交通状況や天候などにより変更となる場合がございます。
・集合場所まで、または解散場所からの交通費、駐車場代等は旅行代金に含まれておりません。
・動きやすい服装、歩きなれた靴にてご参加ください。
・雨天時の備えや熱中症・防寒対策等は各自ご準備ください。
・最少催行人数に満たない場合や現地の天候によっては、やむなくツアーを中止する場合がございます。
・宿泊を伴うツアーはツアー日のおよそ14日前、日帰りツアーはツアー日のおよそ10日前に催行可否の決定をいたします。
・掲載写真はすべてイメージです。
・当社は全旅協旅行災害補償制度に加入しています。

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・21日目にあたる日以前の解除(日帰り旅行にあたっては11日目):無料
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・旅行開始日の前日の解除:旅行代金の40%
・旅行開始日当日の解除:旅行代金の50%
・旅行開始後の解除また無連絡不参加:旅行代金の100%