奈良・下市町は、奥深い吉野山や大峰山に分け入る前の最後の宿場町。今もなお下市町の産業を支えているのが 、吉野杉や吉野桧を使った伝統的な木工製品。その技術は、熟練の職人たちの手によって、今なお磨かれ続けています。
今回は、創業100年以上にわたり、神具づくりを行う「吉谷木工所」と「米田神具店」の工房へ。若手職人のお二人にご案内いただきます。
〝三宝〟は、後醍醐天皇が吉野に南朝を開いた時、献上品の器として使われたのが始まりとされる工芸品。〝神酒口(みきのくち)〟は、吉野桧の背板の表面に溝を彫り、カンナで紙のように薄く削った経木の溝同士を編み目のように組み合わせて作られます。二つの神具作りに挑戦してみましょう。
手技で紡ぐ、伝統工芸の美。「神具」の世界を訪ねましょう。