旅のはじまりは、奈良県・天理市の「なら歴史芸術文化村」。ここでは、東京藝術大学の学生の作品展示を見学いただきます。昼食後、奈良市内の名刹へ。まずは、静謐な苔庭に包まれた「秋篠寺」。本堂で出会うのは、見る者の心を惹きつけてやまない、優美な伎芸天立像。その異国的なお姿は、静かな空間でひときわの存在感を放ちます。続く「新薬師寺」では、薄暗い堂内に足を踏み入れた瞬間、息をのむでしょう。本尊・薬師如来坐像を円陣に囲み、怒りや憂いを露わにする国宝・十二神将立像。その圧倒的な迫力とリアリズムに満ちた空間は、まさに圧巻の一言。
2日目は京都へ。かつて鳥羽上皇が愛した離宮の地に佇む「安楽寿院」、そして栄華を極めた藤原道長ゆかりの「同聚院」にて、平安貴族たちの深い祈りが込められた仏像と出会います。
旅のクライマックスを飾るのは、京都・東山の「六波羅蜜寺」。ここには、教科書で見たあの「空也上人立像」が、まるで今も市中を歩き続けるかのように佇んでいます。
旅のクライマックスを飾るのは、京都・東山の「六波羅蜜寺」。ここには、教科書で見たあの「空也上人立像」をはじめ、躍動感あふれる四天王立像など、日本の仏像彫刻史に残る数々の名作が安置されています。これら珠玉の作品群と対面するひとときは、旅の締めくくりにふさわしい体験となるでしょう。
事前オンライン講座:「10世紀周辺作例の構造技法についての一考察 -六波羅蜜寺四天王のうち広目天立像模刻制作を手掛かりに-」
3月14日(土)19:00~20:30(約90分)