琵琶湖の北岸・湖北から、大和の古刹へ。「おとなの古美研」は、日本彫刻史の専門家とともに、本物の古仏が息づく現地を訪ね、作品の背景にある歴史・信仰・美の本質を深く学ぶシリーズです。今回は、国宝・十一面観音で名高い湖北の名刹と、奈良ならではの特別拝観を組み合わせた、仏像好きのための贅沢な1泊2日をお届けします。
1日目は湖北・高月の「渡岸寺」へ。戦国の兵火から村人が土中に埋めて守り伝えたという十一面観音菩薩立像を東京藝術大学の現役学生より解説頂きます。続いて「鶏足寺(己高閣・世代閣)」では、廃寺となった諸寺から集められた仏像群を間近に拝観。「赤後寺」の千手観音立像とともに、湖北に息づく深い信仰の歴史をたどります。
2日目は奈良へ。「竹林寺(笠)」の薬師如来立像、「与楽寺(広陵町)」の十一面観音立像と、奈良県内の古代木彫像の名品を特別に拝観します。そして旅の最後に「宮古薬師堂(田原本町)」の特別拝観。9世紀後半の本格的な木彫像・薬師如来坐像を、通常非公開のお堂でじっくりと鑑賞する、またとない機会です。竹林寺・与楽寺と合わせ、特別拝観づくしの一日となります。
全行程に講師陣が同行し、各拝観地での専門的な解説をご提供します。仏像の見方が変わる、充実の2日間をぜひご体験ください。
オンデマンド講座:「大和における平安時代前期一木彫像の展開 -奈良盆地南部の作例を中心に-」
配信期間:9月1日(火)~9月30日(水)