やまとに吹く風が運ぶ、季節の便り「花信風」。
その風に誘われ、悠久の歴史と祈りが息づく名刹を巡る、特別なひとときをお届けします。
矢田寺では、初夏の風情を彩るアジサイに包まれながら、静かに佇む地蔵菩薩へと心を寄せます。松尾寺では、芳しいカサブランカの香りに包まれつつ、日本書紀の編纂に携わった舎人親王像に出会い、奈良の歴史の深みを感じます。昼食には、奈良の郷土の味である柿の葉寿司を堪能。午後は、アジサイとラベンダーが咲く壷阪寺へ。観音様への祈りが響く荘厳なひとときをお楽しみください。
旅の締めくくりは、おふさ観音。優雅に咲き誇るバラの香りに包まれながら、歴史が宿る秘宝「生き人形」に出会います。