奈良県明日香村には、飛鳥時代の政治と文化の中心地としての風景が、今もなお静かに息づいています。本ツアーでは、日本初の女帝・推古天皇の即位にまつわる寺院や遺跡、伝承地を訪ね、飛鳥の地に残る歴史の記憶をたどります。
旅の始まりは、推古天皇の即位地と伝わる向原寺。続いて、冠位十二階や十七条憲法などが制定されたとされる小墾田宮の候補地「雷丘東方遺跡」へ。さらに、明日香村埋蔵文化財展示室では、当時の人々の暮らしや信仰に触れる出土品をご覧いただきます。
午後は、薬猟が行われたと伝わる波多甕井神社へ。そして、推古天皇と竹田皇子の合葬墓とされる植山古墳、推古天皇の両親・欽明天皇と堅塩媛の陵墓とされる丸山古墳へと足を運びます。爽やかな秋空のもと、歴史の舞台・飛鳥を歩く一日旅。飛鳥の奥深さを味わい、時を超えて受け継がれる日本の原点に思いを馳せてみませんか。